【レビュー】MasterBox NR400

コンピュータ関連

COOLER MASTERの「MasterBox NR400」(型番:MCB-NR400-KG5N-S00)を購入しましたのでレビューしたいと思います。まず購入した経緯ですが、下記のような環境下で

  • 時代的にもう使用しない3.5HDDが余っている
  • まだ内臓型DVDドライブを使用して作業がある
  • Microジャンクマザーボードがある(windows10Proのデジタルライセンス認証)
  • 余っているPCパーツがたくさんある(主にジャンク)

コストパフォーマンスの高いPCケースを探しており、たどり着きました。
結局、内臓DVDドライブが使用できるファイルサーバを構築するために購入しました。

スペック



スペック表
製品名 MasterBox NR400
製品型番 MCB-NR400-KG5N-S00
カラー ブラック
主材料 スチール、プラスチック
製品寸法 411 (L) x 210 (W) x 411 (H) mm
対応マザーボード Mini-ITX, Micro-ATX
ドライブベイ 5.25インチオープンベイ 1
3.5HDDドライブベイ 4
2.5SDDドライブベイ 4
対応ケースファン フロント 120mm x 2 / 140mm x 2
トップ 120mm x 1 / 140mm x 1
リア 120mm x 1
ラジエター フロント 120 / 140 / 240 / 280mm
トップ 120mm
リア 120mm
付属ケースファン フロント 120mm x 1
リア 120mm x 1
拡張スロット 4
対応CPUクーラー 166mm
対応電源ユニット 最大325mm
対応グラフィックカード 346mm
I/Oパネル USB USB 3.0 x 2
オーディオ入出力 3.5mmヘッドセットジャック (オーディオ+マイク) x1
重量 5.72Kg

最大Microマザーボードまで搭載できるPCケースで軽くて、非常に小さいと感じました。

付属品




I/Oパネルのケーブルもこのようにまとめられた感じで、ケーブル自体が細いです。時代の進化を少し感じます。


  • 説明書
  • 結束バンド
  • HDDマウント用ゴム
  • 3.5HDDマウントシャーシ
  • ねじ類

付属品は色々ありますが、全部は使いません。予備の分まで含まれています。

外観










特に特長もなく一般的なPCケースと思われる。I/Oパネルの3.5mmジャックが一つしないところが、環境によっては不満が出るところかもしれません。



ダストフィルターがトップとボトムに付属しているが、フロントにはないです。フロントはダストフィルターが必要ないほど細かい網目になっているためと考えれます。



内部に付属しているファンは12cmファンとフロントに付属している12cmファンの形がなぜか違います。



外して比較してみると、プロペラ部分が微妙に違います。またこれらの付属しているファンは3pinです。

組み立て

2.5インチHDDの場所に3.5インチHDDが搭載できる




このPCケースの電源ユニットの上部に2.5インチHDDを二つ装着できるが、無理やり3.5インチHDDを二つ装着できます。スペック表では3.5インチHDDは4つまでですが、6つまで装着可能です。

280mmラジエターを搭載すると




280mmのラジエターを搭載すると、本来DVDドライブの下に3.5インチHDDが搭載できますが、ラジエターと干渉してしまって、搭載できなくなります。



また、140mmファンをサンドすることはできますが、画像のようにLEDファンの光がPCケースのデザインで遮られてしまいます。やはり280mmのラジエターよりも240mmのラジエターを搭載したほうがPCケースのスペックを活かすことができるようです。今となっては240mmの簡易水冷クーラーは安いので、こちらで検討したほうがよいと思います。

最終的構成




組み上げてみましたが重い処理をする必要がないファイルサーバなので、PCケースファンやケーブルなどを少なくして、最終的な構成は下記になりました。

PCケース

ミニマルデザインのPCケース。本記事の紹介しているPCケースです。
CPU

ファイルサーバを構成するのに高スペックのCPUは必要ないのでこの程度にしています。CINEBENCH R15は約「1000 cb」程度です。
マザーボード

ジャンクで1,100円で購入しましたが、付属品はバックプレートだけでした。
メモリ ‎W4U2666PS-4GC19
昔に購入した余り物のメモリ8Gです。5,6時間かけてMemtest86でチェックしましたが問題ない製品でした。
電源

SFX電源でジャンクで330円で購入しました。分解してコンデンサ交換したら電源が入るようになりました。音が少しうるさい電源でした。
CPUファン

280mmラジエターの簡易水冷クーラーです。もうすでに製造中止ですが、余っていたので取り付けました。非常に冷えます。アイドル時、CPUの温度は28~31度です。ベンチを2時間回しても51度までしか上昇しませんでした。
リテンション

このマザーボードはジャンクで購入したためリテンションがありませんでしたので追加購入しました。
グラフィックカード ZOTAC nVidia GeForce 210
ジャンクで330円で購入。全ポート普通に出力できました。このPCはリモートで操作するので、グラフィックカードはBIOSに怒られないように刺してるだけです。中古しかありませんが、値段がおかしいことになっています。
M.2

M.2が余っていたので、マザーボードに刺しシステムとして使用しています。
ヒートシンク

このマザーボードにはヒートシンクがないので、追加購入しました。温度は25~30度を保てています。
HDD増設

あまり物の3.5インチHDDを5台装着しましたので、SATAポートが足りないので増設しました。このSATA3-PCIE-I2もあまり物です。PC起動時、BIOSより前に設定画面が表示されます。少しだけ起動が時間がかかります。
FAN制御

PCケースファンはすべて余っていた3pinのFANだったので、PWM制御するために追加購入しました。3pinのFANをPWM制御できるようになるので、静音になります。
DVDドライブ

DVDドライブも昔に購入したあまり物です。普通によいです。

まとめ

今回はコンパクトなPCケース、COOLER MASTERの「MasterBox NR400」(型番:MCB-NR400-KG5N-S00)を紹介しましたが、余り物で構築しましたが、このPCケースの特長や短所が見えてきました。PCケースは何台も構築しないとスペック表や動画だけではわからない部分があります。簡単に長所、短所を補足しておきます。

長所 3.5インチHDDは最大6つ搭載可能
内臓DVDドライブが使用できる
非常にコンパクトで軽い
短所 280mmラジエターは適していない
ケースファンは120mmファンで統一したほうがよい
非常にコンパクトな分、ケーブルマネジメントが困難である
不要な120mmファンが付属している
ATX電源は装着できますが、PCケースがコンパクトなのでSFX電源したほうがよい
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