Windowsの「F1」キーを無効化(レジストリ)

その他

Windowsではデスクトップやエクスプローラー等で「F1」キーを押すとヘルプ画面が表示されます。windowsのバージョンを重ねても一向に役に立たない現状です。また、なぜかデフォルトのブラウザを無視しMicrosoft Edgeで開くのでとても鬱陶しいです。しかも、マシンスペックによってはヘルプを開くまでに相応の時間を要する上、操作できなくなり非常にストレスを感じます。「F1」キーはよく使用する「F2」キーの隣にあり、「F2」キーはファイル名の変更やExcelのセルの値を変更することで多用するキーです。私は「F2」キーを多用するにあたって、よく間違えて「F1」キーを押し間違え、作業が中断されることが多々ありました。今回はとても邪魔な「F1」キーでヘルプが表示されないようにwindowsのスキャンコードマップを変更して、[F1] キーを無効にしてしまいます。私は「F1」キーを無効にしたことで押し間違えでヘルプが表示されなくなり、非常に快適です。

windowsのスキャンコードマップを変更するということはレジストリを触るので注意が必要です。
また、完全に「F1」キーを無効にしますので、「F1」キーは全く使えなくなります。
レジストリをいじりますので自己責任となりますのでご注意ください。

設定

キーボードの「windowsキー」+「r」を同時に押します。このようなウィンドウが表示されるので、そこへ「regedit」と入力します。




下記のパスまで進めます。
コンピューター
⇒HKEY_LOCAL_MACHINE
⇒CurrentControlSet
⇒Control
⇒Keyboard Layout

コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout



下記のスキャンコードマップを追加します。
名前:Scancode Map
種類:バイナリ値(REG_BINARY)






次のように値を入力します。
00 00 00 00 00 00 00 00
02 00 00 00 00 00 3B 00
00 00 00 00



この意味は、分解するとわかります。
00 00 00 00:固定
00 00 00 00:固定
02 00 00 00:設定数(1)+ 固定(1)
00 00 3B 00:F1(0x003B)無効(0x0000)
00 00 00 00:固定

再起動

レジストリの設定が終了したら、再起動します。F1が無効となります。

保存

スキャンコードマップを任意の場所に保存しておくことで、クリーンインストール時、いちいちレジストリをいじらなくても、スキャンコードマップ追加できます。
キーボードの「windowsキー」+「r」を同時に押します。このようなウィンドウが表示されるので、そこへ「regedit」と入力します。




下記のパスまで進めます。
コンピューター
⇒HKEY_LOCAL_MACHINE
⇒CurrentControlSet
⇒Control
⇒Keyboard Layout

コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout



先ほど追加したスキャンコードマップをエクスポートします。






ファイル名は何で良いです。



保存したレジストリファイルをメモ帳で開きます。
中身はこのようになっています。



5行目以降は不要なので削除します。削除したらメモ帳を保存します。



一度、レジストリファイルを作ってしまえば、次からはこのレジストリファイルをダブルクリックするだけで「F1」キー無効のスキャンコードマップを追加できます。
私はwindows2000の頃から、この方法でOSをクリーンインストールしたとき、使っています。非常に便利です。
また、私は「Caps」キーを「Ctrl」キーにしているので下記のようになります。
00 00 00 00:固定
00 00 00 00:固定
03 00 00 00:設定数(2)+ 固定(1)
00 00 3B 00:F1(0x003B)無効(0x0000)
1D 00 3A 00:Caps⇒Ctrl
00 00 00 00:固定

まとめ

キーのスキャンコードマップが分かれば、ほとんどのキーを入れ替えることが可能です。
作業効率を上げるためにも、使わないキーや邪魔なキーを無効化、入れ替えすることで非常に快適になります。


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