キーボードの不可解な点の一つに「CapsLock」キーの存在があげられます。一般的に殆ど使う機会は無いと思われます。私は「CapsLock」キーを20年以上利用した記憶がないほど使用しません。大文字を打ちたい場合は「Shift」キーを使用します。ですが、このような不要なキー「CapsLock」は、一般的なキーボードでアルファベットの「A」の左にあり、「CapsLock」の位置に「Ctrl」キーがあれば、左手の小指で「Ctrl」キーを押しながら他のキーを押すといったことがしやすくなり作業効率が上がります。特にHappy Hacking Keyboardを使用していた方には、CapsLockが邪魔に思えると思います。「Ctrl」キーを多用する場合は「Ctrl」キーが押しやすい場所にあることが好ましいです。私が「CapsLock」キーを「Ctrl」キーにスキャンコードマップを変更してします理由はよく使う「Ctrl」キーを押しやすい場所に移動したいということです。ですので、今回は「CapsLock」キーを「Ctrl」キーに変更方法を紹介します。
また、完全に「CapsLock」キーを無効にしますので、「CapsLock」キーは全く使えなくなります。
レジストリをいじりますので自己責任となりますのでご注意ください。
設定
キーボードの「windowsキー」+「r」を同時に押します。このようなウィンドウが表示されるので、そこへ「regedit」と入力します。
下記のパスまで進めます。
コンピューター
⇒HKEY_LOCAL_MACHINE
⇒CurrentControlSet
⇒Control
⇒Keyboard Layout
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout
下記のスキャンコードマップを追加します。
名前:Scancode Map
種類:バイナリ値(REG_BINARY)
次のように値を入力します。
00 00 00 00 00 00 00 00
02 00 00 00 1D 00 3A 00
00 00 00 00
この意味は、分解するとわかります。
00 00 00 00:固定
00 00 00 00:固定
02 00 00 00:設定数(1)+ 固定(1)
1D 00 3A 00:Caps⇒Ctrl
00 00 00 00:固定
再起動
レジストリの設定が終了したら、再起動します。「CapsLock」キーが「Ctrl」キーとなります。
保存
スキャンコードマップを任意の場所に保存しておくことで、クリーンインストール時、いちいちレジストリをいじらなくても、スキャンコードマップ追加できます。
キーボードの「windowsキー」+「r」を同時に押します。このようなウィンドウが表示されるので、そこへ「regedit」と入力します。
下記のパスまで進めます。
コンピューター
⇒HKEY_LOCAL_MACHINE
⇒CurrentControlSet
⇒Control
⇒Keyboard Layout
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout
先ほど追加したスキャンコードマップをエクスポートします。
ファイル名は何で良いです。
保存したレジストリファイルをメモ帳で開きます。
中身はこのようになっています。
5行目以降は不要なので削除します。削除したらメモ帳を保存します。
一度、レジストリファイルを作ってしまえば、次からはこのレジストリファイルをダブルクリックするだけで「CapsLock」キーが「Ctrl」キーになるスキャンコードマップを追加できます。
私はwindows2000の頃から、この方法でOSをクリーンインストールしたとき、使っています。非常に便利です。
また、私は「F1」キーを無効化ているので下記のようになります。
00 00 00 00:固定
00 00 00 00:固定
03 00 00 00:設定数(2)+ 固定(1)
00 00 3B 00:F1(0x003B)無効(0x0000)
1D 00 3A 00:Caps⇒Ctrl
00 00 00 00:固定
まとめ
キーのスキャンコードマップが分かれば、ほとんどのキーを入れ替えることが可能です。
作業効率を上げるためにも、使わないキーや邪魔なキーを無効化、入れ替えすることで非常に快適になります。